広島難病団体連絡協議会主催 「第17回市民と交流の集い」

2011.10.30(日)13:00~
広島市南区地域福祉センター

広島難病団体連絡協議会主催の「第17回市民と交流の集い」に参加しました。
あいにくの天候でしたが、100名近くの多くの方が参加されていました。
広島県など行政の方々の挨拶の後、第1部でした。

広島大学病院総合内科・総合診療科 佐伯俊成準教授の講演がありました。
「心の健康を保つための秘訣 ―なにはなくともまず睡眠!―」と題して
※「うつ病」と「ゆううつ」は違う!
※現代のストレス社会とうつ病
※主要症状・心理療法・薬物療法
※睡眠障害の対応と治療ガイドライン
などなどの項目で話を進められました。
そして最後に
※健やかな生活に眠りは何よりも大切!
 ・人生の三分の一は眠っている
 ・究極のストレス解消法は眠ること
 ・食事、睡眠、アリナミン
1に睡眠、2に睡眠、3に睡眠、4に睡眠
「それほどに眠りは大切」というような話でした。
話にぐいぐい引き込まれていき、あっという間に講演終了でした。
またお話が聞きたい余韻が残りました。

次に「広島満点ママ」にコメンテーターとして出演されているグリーンブリーズ代表取締役の平木久恵さんの講演がありました。
「神様がくれたいいわけ」と題して、仕事・遊び・女性(おばちゃんとして)・関節リウマチ患者としてのこれまで、そしてこれからを軽妙に語られました。

第2部はアトラクションでした。
「南風(ふぇーかじ)ユニット」琉球舞踊と三線(さんしん)の会による本格的で、迫力のある琉球芸能を楽しみました。

終わりに、大会アピールに声を合わせ、閉会となりました。
会場の内外では各疾患に不安や相談がある方の難病相談が行われていました。
講演と音楽……身体全体で十分に楽しい時間が過ごせたように思います。

 

難病患者のためのピアサポート研修に参加しました

第3回は「経験を生かす」についてです。

知識にもいろいろある。(しろうとの知識。体験したしろうとの知識。専門家の知識。)
当事者は自分の人生・生活の専門家である。
同じようなしんどさを共有する家庭が必要。
共感するには信頼関係が必要。
自己の人生は自分で決めるということが、生きなおし・再生の核心である。

今回もまた前回とは違う疾患の方とのグループでした。
疾患が違い、問題点も異なりますが、お互いに気づきあうことで共感できるところもあります。
知らないことに気づかされる、奥の深い研修です。

 

膠原病講演会・個別相談会参加について

安佐北保健センターの協力をいただいて、平成23年10月11日に開催することができました。
当日までの問い合わせが58件とのことで、当日参加を含めると参加者はどのくらいになるのだろうかと、関心の高さに驚きました。
用意してくださっていた席では足りず、さらに椅子を並べ、皆さん真剣に聞かれていました。

講師は、野島内科 野島崇樹先生
内容は、「全身性エリテマトーデス(SLE)・シェーグレン症候群とつきあうために」
と題してそれぞれの疾患の特徴的な症状について話されました。
視点を変えての講演で、皆さん真剣そのものでした。席が多く、パソコンによる資料映写の画面が遠く見えにくかったので、前に座ればよかったと後悔しました。

その後別室で、予約されていた個別相談会が行われました。
1人ひとりにかなりの時間を取って話をされていたようです。
友の会は交流会の場をいただき、残られた方々とゆっくり話をすることができました。
これから冬に向けて気を付けることや、病気のこと、服用している薬や新しい薬のこと。
気になる症状や聞き慣れない疾患についてなど、それぞれの日頃の疑問を話し合い、にぎやかな時間を過ごすことができました。
これから寒くなるので体調に気を付けましょうねと、次回にまた会えることを約束して閉会しました。

野島先生は予定の時間を過ぎても相談を受けておられました。
準備に始まり、かたずけまですべて安佐北保健センターで実施していただき、感謝でいっぱいです。
詳しい内容について、次回「機関誌こうゆう」でお知らせできればと思っています。